狛犬・獅子とは…
神社の入り口に左右一対で置かれる守護獣。
魔や邪が神域へ入らないように向かい合うように座る神の使いです。
「獅子」はライオンを原型とし、すでに
古代メソポタミア文明やエジプト文明では、権威の象徴でした。
スフィンクスもその流れに連なる存在です。
こうした獅子のイメージは、時代を経てインド、中国、朝鮮半島、日本へと伝わり、
独自の姿へ変化していきました。
狛犬の「こま」と朝鮮半島との関係
狛犬の「こま」は、高麗(こま)国に由来します。
獅子のイメージはシルクロードを通り、中国から朝鮮半島を経て日本へ伝わったため、
「高麗犬(こまいぬ)」と呼ばれるようになりました。
※高麗(こま)は高句麗(紀元前1世紀〜668年)のことです。
後の高麗(こうらい)とは異なります。高句麗は貊(狛)とも。
日本の神社には、「狛犬」以外に、「狐」や「牛」の例も見られます。
ちなみに、左右一対で「狛犬」と呼ばれますが、厳密には向かって右が獅子、左が狛犬です。
日本では神社を守る魔除け・厄除けの象徴として、古来から世界的に親しまれてきた神の使いです。
阿形 , 吽形の意味
口を開いている像を「阿形」、口を閉じている像を「吽形」と呼びます(仁王像と同じですね)。
向かって右に座る獅子像は口をあけます。左の狛犬は口を閉じています。
一番はじめの音である「阿」と終わりの音である「吽」をつないだ線が境界となり、
日常と神聖の境をつくりだしています。
このように、阿吽を結んだ線には、結界の力が認められています。
数多くの真言で音になる「オン」と「阿吽」の関連
多くの真言は「オン」から始まります。
このオンは、サンスクリット語の聖音 Om / Aum に由来し、祈りの言葉を開く音です。
一方、阿吽の「阿」は口を開いて出す始まりの音、「吽」は口を閉じて収まる終わりの音を表します。
両者は同じ意味の言葉とはされていませんが、
音によって場を整えて、祈りを成立させるという点で類似しています。
真言は意味を読む言葉というより、音そのものを響かせる言葉です。
阿吽もまた、像の口の形に「音が世界を開き、閉じる」という思想を宿しています。
ご利益
狛犬・獅子
神社の入口に置かれる魔除けの守護獣です。
邪を祓い、災いを遠ざけ、神聖な空間を守る存在として古くから信仰されてきました。
その力は外から来る悪いものだけでなく、自分の内側にある乱れや迷いを鎮めるものでもあります。
魔除け・厄除け・邪気払い・災難除け
家内安全・開運招福・無病息災・心願成就
勝負運向上・仕事運向上・商売繁盛・良縁祈願
心を整える・場を清める・境界を守る・精神安定
さいごに
アから始まり、ウンで終わる。獅子から狛犬への造形の変化。
この始まりと終わりが、結界として機能しています。
「龍」や「鳳凰」「麒麟」と同じように、長い歴史をこえて生きる「狛犬・獅子」
単なる魔除けというよりも、もともと私たちが持っている境界・結界という観念の具現化なのかもしれません。
古今東西、数千年の時間をこえてきた造形が単なる偶然とは考えにくいからです。
大切な場所を守ろうとする心。清らかなものと、そうでないものを分けようとする感覚。
そして、始まりから終わりまでを一つとして見つめる、古くからの祈りのかたちがあるように思います。
今日も狛犬・獅子は、神社の入口で、玄関で、店先で役割を担っています。
様々な背景を知ってから見つめると見慣れた狛犬・獅子の姿も、少し違って見えてくるかもしれません。
この記事の執筆者まなこの音について
まなこの音では見た目に特徴のある木材「銘木」を使用した小物製品や縁起物を取り扱っております。
狛犬・獅子像の「探し方・選び方・祀り方」など、どんな内容でもお気軽にご相談ください。
※在庫切れの場合も、近い雰囲気の一点物をご案内できることがあります。
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狛犬・獅子が、時代をこえて人々の祈りを集めてきたように。
まなこの音は、歴史と物語をその身に宿す素材で、暮らしに寄り添う縁起物をお届けしています。
珍しい木を使用した実用品
「狛犬・獅子」は、歴史や由緒を持った縁起物です。
まなこの音では、このような歴史や由緒を持つ素材性を大切に、
銘木と呼ばれる希少材を使用したプロダクト製品の開発に取り組んでいます。
現在進行中のプロダクト一覧です(試作開発済み、販売中のものはクリックできます)
狛犬・獅子が、長い時を経て人々に親しまれてきた縁起物であるように
歴史と由緒をその身に宿す素材である銘木を素材に使い、
暮らしに寄り添うものづくりに取り組んでいます。


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