木材に耳を傾けるように目をやる。
香りの世界では、その香りを鑑賞する行為を「聞香(もんこう)」と表現します。
目を通して味わう木の世界でも、同じことが言えると思っています。
材面を木目と呼び、その模様にある多様な雰囲気を
意匠として取り入れてきた慣習があります。
人の目を惹く多様な模様は、実は木が意図することなく、
結果的に時間とともに刻まれた痕跡に過ぎないものです。
機能的には意味のない見た目。
そこに豊かさや美しさを感じる感性は
日本の「アニミズム」とも関連しているように見えます。
虫の音を、雑音ではなく心地よく感じる感覚にも近いものがあります。
このような「銘木」を
ただただシンプルにかたどり、実用できる小物という観点から捉え直し
暮らしに馴染む銘木小物や縁起物を取り扱っています。
木材に耳を傾けるように目をやると、どこからか聞こえてくる景色をお楽しみください。
木の偶然の造形美を引き立て、日常に植わる製品に。
深い森に眠る巨樹。それらの内部には個性あふれる美しい模様が隠れています。
それら巨樹のかけらを使い、手を加えて日常に使える製品に加工しています。
巨樹が持つ静かな響きが消えないように。
ご縁ある手に取った方に、その響きが生まれるように。
ささやかな製品から生まれる壮大なストーリーに身をあずけてみませんか?
ぜひ、気になる木の物語からご覧ください。

