制作検証|世界一の銘木「ブラジリアンローズ」をノックする

制作検証|世界一の銘木「ブラジリアンローズ」をノックする

先日、私は初めて「紫檀」と記された木材に触れる機会を得た。
手に取ると、木屑が舞い、独特の強い香りが漂った。
その香りを吸い込んでいると、数分後にはまるでアルコールで酔ったような感覚に包まれた。
これが「紫檀」の持つ特性なのかと、不思議に思い調べてみることにした。

調査を進めると、「紫檀」は香木としても知られているという記載を見つけた。
なるほど、あの香りや酔ったような感覚は、香木の一種だからかと、
自分なりに納得した。
しかし、本当に私が触った木材が紫檀の香りを持つものなのか、
確かめる必要があると感じ、唐木屋の知人に相談することにした。

驚いたことに、彼によれば、一般的な紫檀はそれほど強い香りを放つものではないという。
さらに調査を進めると、「紫檀」と「ローズウッド」は英語では同じ「Rosewood」
と表現されるものの、実際には異なる樹種を指すことが多いことが判明した。
そして、ローズウッドにもさまざまな種類が存在し、それぞれに異なる特徴があるという。

その中でも、「ブラジリアンローズウッド」は最も希少で、
美しい杢目と芳醇な香りを持つとされる樹種であることを知った。
特に香りについては、これまで触れてきたどの木材とも違う、
特別な魅力があるらしい。興味を抑えきれず、さらに情報を探していると、
東京のあるステッキ屋さんのウェブサイトに詳細な解説があることを発見した。

そこで思い切って電話をしてみると、店主は私の疑問に丁寧に答えてくれた。
それだけでなく、なんと「ブラジリアンローズウッド」
の端材をサンプルとして送っていただけるというのだ。
数日後、届いた端材には「ブラジリアンローズ」の他に、
「インドローズ」「マダガスカルローズ」「チンチャン」など、焼印が押されていた。

この贈り物を手に取りながら、私はそれぞれの木材に込められた歴史や物語、
そして自然の奇跡に思いを馳せた。特にブラジリアンローズウッドは、
その希少性から「世界一の銘木」と称されるにふさわしい存在であると実感した。

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