丸玉制作の研究開始|2026年1月
2025年末に、屋久杉のブレス玉の製作のご依頼をいただきました。
その際に、屋久杉の泡瘤の端材から直径20mmの丸玉を製作しました。
その際には、木工旋盤と手持ちの刃物でなんとか製作ができましたが、
一方で、数を作るにはかなり工数が多く、手加工のためかなりの時間がかかりました。

そこで「数を作るにはどのような方法があるのか?」「どのような方法が最適なのか?」
これらを見定めて、腑に落とすために、
調査を行い、最適な方法の見極めを行いたいと考えています。
小野市商工会議所主催の交流会にて|1月
井上木珠工芸さんの工場の見学
先日、足を運んだ小野市の商工会議所の交流会で名刺交換をさせていただいた
丸玉製造メーカーの井上木珠工芸さんの工場を見学させていただけることになりました。

丸玉がどのような機械でどのように製造されているのかを直に見る貴重な機械でした。
効率的に製造できる一方で、寸法の差異や軸穴の大きさ、樹種による仕上がりなど
コントロールしにくいという点もあることがよく理解できました。
結論|銘木素材の丸玉は大型機械に向かない可能性が高い
銘木材というそれぞれに見た目や性質の異なる玉を、
少量多品種の制作には、大型機械が向いていないということがよく分かりました。
屋久杉のブレスのための丸玉は、基本的に、各業者や会社が手加工で制作しているという話は以前から聞いていましたが、
その方法が最適と言えるかもしれません。
旋盤を使って、手加工する方向で進めることが今の所現実的ということがはっきりしました。
再調査|数珠を作るためのドリルビットの存在
数珠を作るためのドリルビット。
存在は以前から知っていましたが、この機会に初めて購入しました。

いざ気張って、ドリルを回したところ、残念なことに、中心のドリルが折れてしまいました。
材料を固定せずに使用したいことが原因です。
しかし、固定しても折れかねない馬力を感じました。
ビットの回転で弾いた木片が目に入り(メガネをしているため一旦顔にあったたものが弾いて)
危ない思いをしました。
取り扱い注意の道具であることは間違いありません。
このドリルによる加工がどれだけ現実的なのかの確認はもう少し必要ですが
肌感覚としては、現実的ではないと感じました。
旋盤に材を固定させて、先端のドリルが折れた状態で押しつけたところ
綺麗な半円が仕上がりました。しかし、中心軸がないため、逆側から同じ位置で押しつけることが困難です。
ココボロ材です。

丸玉制作は見た目のシンプルさに反して、
制作方法の内容やどの方法で行うといいのかという見定めが非常に難しいことが分かりました。
残りは、刃物での成形です。
こちらは刃物自体の造形からの製作になるようですが
細かな方法がわかりません。
しかし、この方法が最も現実的ではないかと思います。
偶然丸玉の製作方法を知る人に繋いでいただく|2026年2月
2026年1月末に、屋久島に行った際に、屋久杉の加工販売をされている業者の方から
丸玉制作を実際にされている方をご紹介いただくことができました。
その紹介をいただいた方から非常に丁寧に「刃物の作り方」「実際の切削方法」「使用する刃物」などについて、
ありがたいことに、網羅的に教えていただくことができました。
また練習用に、材も分けていただきました。
やり方や方法は具体的に分かったので
あとは実際に刃物を作って、加工を進めるというところまできました。


