実際に加工した樹種への雑感を書いていきます。
素材の特性を理解は、新しい使用方法、用途の発想につながります。
ここでは、実際に私自身が加工を通じて
感じ得た各樹種に対する雑感・感覚的な理解を殴り書きしています。
加工の感触
印象:
磨く:
・器の曲面をペーパーで磨く。粒子跡が残りやすい。材の柔らかさからちょっとしたことで傷がいく。扱いにくい。平面であればそれなりにペーパーで綺麗になる。(表面を何かしらで固めてからペーパーを使うと、また異なるかもしれない)
・艶の黒漆で仕上げた器の表面小傷を取るために、磨く。400番手で磨く。(うまくムラなく漆が乗るのか?)
旋盤:
漆による仕上がり:
・木地固めにテレピンで薄めない生漆を使うとかなり黒くなる(黒に近い茶)。
その状態に、浮き上がったペーパー粒子あとは、水研ぎの場合、320番手で磨けば、10分もかからず取れた(5寸皿)。粒子あとが目立ちやすい。その意味で漆に向いている材とは感じない。特に艶で杢を見せるのはかなり困難な材かもしない。
・生漆のかかった板に180番手のペーパーを空研ぎでかけたところ、粒子跡が目立った。(240番以上であれば粒子跡が目立たない可能性が高い)
・鑿後のある黒漆(油煙)の面に対して、600程度の番手で磨くと、木地表現が部分的に現れるが、美しくならない。
・600番手の水研ぎペーパーで水研ぎすると、比較的はやく、ペーパー跡が消えた。
この方法が万能なのかどうかはもう少し試す必要がある。
・ろくろで挽いたお盆に拭き漆の木地調整をしたところ、杉に漆をかけたような雰囲気になった。少し野暮ったい。通常の屋久杉(上杢ではなく)は生漆は向いていない可能性がある。
