問題意識 ─ 銘木の語りすぎと形の引き算
銘木材は、それ自体が語る力を持っています。
色、杢、質感─一枚の板に、木の時間と個性が刻まれている。
しかしその主張があまりにも強く、過剰に感じられることがあり、
日用品としては馴染みにくいという問題があります。
制作方針 ─ シンプルな円皿と展示構造の設計
素材の違いを引き立てるために、すべての皿を同じシンプルな円形に統一します。
また壁や下地板に並べて飾ることで、その差異と個性を際立たせることができると考えています。
・制作数: 5寸皿・7寸皿 各10枚(計20枚)
・展示方法: 白木の下地板を使い、壁に穴を開けずに掛けられる構造を設計

現在の準備状況
⚪︎ 準備済み
・木工旋盤
・刃物・旋盤技術
・銘木素材
・バンドソー
・研ぎ環境とスキル
× 検討・準備中
・壁掛け用の金具(共通化構造を要設計)
・傷防止のクッション素材
・下地板の設計・造形
実験ログ(時系列)
2025年2月17日|5寸・7寸サイズでの試作開始
試したこと:
・複数枚5寸皿を制作。
・背面に吊り下げ用の金具を複数点購入する。
気づき・発見:
・金具にクッションを用意しないと木部に傷がいく可能性が高いことがわかる。
・金具は存在し、かつ、クッションを咬ませての使用方法を確認。現実的な対処方法。
・アクリル板で、壁を造形できれば最適かもしれない。しかし、金具との相性が良くない可能性がある。
📅 2025年月日|
試したこと:
気づき・発見:
現時点のまとめ(2025年5月末)
わかってきたこと
・旋盤には制作する方法が多様にある。最も、板材を効率的に使う方法の把握が重要。
・製品としての水準に仕上げるのに、表面の状態は重要。仕上がり感が樹種によって変わることがわかる。
まだ見えていないこと
・柔らかい樹種の適切な加工方法
・塗装をどのようにするか
・最適な5寸皿の製作方法
次に試すこと(2025年6月〜)
・5寸皿10枚の制作。
読者の方へ
銘木は、素材であるとともに、それ自体が色味や質感を含むものです。
その意味で、手をどのように加えるのかに明確な一つの方法があるわけではありません。
今回は、銘木の主張の強さという個性が、適切に引き立つように
同じ造形にし、並べるという方法に取り組んでいます。
もし、木の見せ方や展示の工夫に関心をお持ちの方がいらっしゃれば、
SNSやLINEなどからご意見・ご感想をいただけると嬉しく思います。


